そもそもパピヨンとはどのような犬種?

パピヨンの原産国はフランス/ベルギー、飼いやすさやしつけのしやすさは初級から中級向けなので、初めてお座敷で小型犬を飼育するといった人にも向いています。

ただ運動量は中程度なので、1日朝と夕方の2度程度(1回あたり30分から1時間程度のお散歩をして動けるようにしてあげることも健康維持に欠かせないものです。トリミングはトイプードルなどのような毛質ではないので不要、ブラッシングも2~3日に1度程度の割合で行えば良いでしょう。

パピヨンは、スペイン原産のスパニエルが起源になっている犬種でもともとスパニエルは狩猟犬として飼育されていた犬種で、イタリアに渡った後に繁殖されてフランスに16世紀に持ち込みされてからは小型化に改良されたといった歴史があります。

パピヨンの色について

パピヨンの被毛はシングルコート、絹のような艶および光沢をもつ長い毛で覆われていて毛色にはパーティーカラーの2色とトイカラーの3色の個体が存在します。

白を基調に、黒・茶色(タン)・赤茶色(レッド)・明るい茶色(レモン)・黒い差毛を持つ茶色(セーブル)などの種類があります。
白地の場合は、全ての色が認められて白色の
割合が重要視されるなどの特徴を持ちます。

飼育前に知っておきたいパピヨンの病気について

パピヨンは、全体的にコンパクトサイズ、体長は体の高さより長めで大きな耳は立っていて体全体のバランスが取れている見栄えです。体高は28センチ以下の個体が標準で、体重は2~3キロから5~6キロなど個体により差があるのが特徴です。

平均寿命は13~15歳で最高齢は23歳の個体も存在していた、日頃よりストレスが加わりにくい飼育環境を整えることや日々の健康チェックおよび定期検診を行うことで長生きに可能性も高まります。

パピヨンがかかりやすい病気

パピヨンがかかりやすい病気やケガには、膝蓋骨脱臼・進行性網膜萎縮・眼瞼内反症・白内障・脱臼・皮膚疾患などがあります。

これらの原因を知ることで病気の予防やケガが起こりにくくなるので飼い主さんはしっかり把握しておきましょう。

パピヨンは、非常に愛情深く忠実な愛犬になるといわれており、常に甘えたい性質があるので日々一緒に過ごしてあげるなどでストレスからの病気を予防できます。

かかりやすい病気を知ることでそれを予防するためのコツや知識を得ることができるわけですが、胃腸炎もかかりやすい疾患の一つです。日ごろのストレスや誤食などが要因して発症する病気で、急性胃腸炎や出血性胃腸炎なども注意しなければなりません。